項目 | 説明 |
使用可能範囲 | アンテナから半径約50メートル程度といったところ。公式には半径100メートルと書かれている資料もあるが、離れるほどシグナルが弱まり、回線速度が落ちたり、途切れがちになったりする。遮蔽物があってもあまり影響はない。シグナルが一定以上の強さでないと接続できない場合もある(モロッコで稀にみられた)。 |
速度 | 同一の国内で規格が大きく違うことはあまりない。いちおーIEEE802.11にはいくつかの種類があって、速度、有効距離、減衰の仕方が違う。詳細は前述のリンク先を参照。 |
アンテナ | 普通のノートPCやネットブックであればアンテナが内蔵されており、PCを起動すれば画面右下の通知領域にアンテナマークが表示されているはずである。古いPCで内蔵アンテナがない場合は、USBアンテナを取り付けると使用できる。
アンテナ感度が上がるかと思ってUSBアンテナを使ったこともあるが、内蔵アンテナの方が感度が高かった。特にこれを使うとアンテナ感度がいい!という話は聞いたことがない。そういう強力アンテナ売ってないかな。 |
接続できない 場合の対処 |
あまりないことだが、モデムの電源を入れなおす、PCの電源を入れなおすと動くことがある。それ以外のDNSサーバーが見つからないエラーは、モデムの向こう側にあるDNSサーバーの不具合なので(たぶん)どうしようもなさそう。ときどき頻繁にDNSエラーが起きるところもあって、あれはどういう理屈で不具合連発してるんだろうかと思う。 |
規制 | 中国やイラン、エジプト?などではインターネットが一部規制されており、一部のサイトが表示できないことがある。有名なのは中国でFC2ブログが開けないというやつで、FC2で旅行ブログを初めて中国に旅立った場合、いきなりブログが書けない事態に見舞われる。
現地人はあの手この手で規制を解除する方法(海外プロキシサーバの利用?)を知っていたりするらしい。 |
種別 | タイプ | 内容 |
Wi-Fi | フリー | フリーのWi-Fi。パスワード不要なので回線をキャッチできれば接続できる。カフェやマクドナルド、空港などの公共の場所で多い。中南米では町の中央広場などで公衆のWi-Fi(Public〜といったSSID名)がキャッチできることもある。 |
Wi-Fi | パスワード |
パスワードを入力すると接続できる一般的なWi-Fi。いくつか暗号形式の種類があるが旅行者的には気にする必要なし。宿やレストランを利用する際、店員に聞くと教えてくれるが、稀に仕組みをよくわかっていない人もいて困る。北中米のスターバックスコーヒーではレシートにパスワードが記載されていることもあった。
モデム機器の裏側にPINナンバー=パスワードが書かれている場合がある。PCを設置している非観光客向けの安宿で稀に見られる(宿の人も仕組みをよくわかってなかったりする)。 |
Wi-Fi | 追加ログオン | 回線自体はフリーだが、ブラウザ上で追加ログオンが必要となるタイプ。ログオンしないと接続はできず、追加のログオンが必要です、とか表示が出てくる。電話会社の登録IDとか、現地在住者しか使用できないようなものが多い。クレジット払いで接続できる場合もあるが1時間数百円以上と高額な場合がほとんど。 |
Wi-Fi | 追加ログオン ・プリペイド |
追加ログオンタイプの亜種で、宿やレストランなどの受け付けでプリペイド式のカードやレシートを購入し、書かれているIDとパスを打ち込むと接続できる。東南アフリカに非常に多い。30分券や60分券などが多く、料金は1時間200円前後と高めだが、お得な1日フリー券や1週間フリー券などもある。
ただしパケット容量制限がされているのが普通で、制限をオーバーすると時間内でも接続終了となる。メール送受信やメッセンジャーソフトでのテキスト会話、テキストのみのサイトを開く分にはほとんど消耗しないが、画像の表示やフラッシュを使ったサイトなどを開くとどんどん減っていく。動画再生、スカイプ等による音声通話もパケットを多く消耗する。また、ウィンドウズやウィルスセキュリティソフトの自動更新でも消耗されてしまう。 とはいえ、ブラウザの設定で画像表示をオフにするだけで、あとは注意して使えばネット屋よりもお得に使える。回線速度も現地のネット屋より早い。 |
Wi-Fi | 特殊USB端末 | 通信会社と契約することで使える特別のUSBアンテナと、接続ソフトを動作させることで接続できるタイプ。僕もよくわかっていないが、エアーエッジ?のようなものが各国であったりするらしい。専用の電波や携帯電話の電波に乗せてインターネット接続を行うので、理論上は電波が飛んでいる場所ならどこでも接続できるはずである。残念ながら旅行者が使うには現実的ではない。アメリカ周遊なら利用価値がありそうな気もするのだが……。日本では2010〜2011年頃からWiMAXなどが流行しはじめたので、いずれ各国で同様のサービスが展開され、ワールドワイドに利用できる仕組みができたら、荒野の真ん中でライブ中継を行うこともできるようになるのかもしれません。 |
有線LAN | 自動IP | LANケーブルをPCに接続して使う。ケーブルをつなげれば自動的にIPが割り振られ、接続できるのが一般的。途上国を含む各地のインターネット屋で一般的なスタイル。ネット屋に設置されているPC裏面からLANケーブルを抜いて自前のノートPCに繋ぎたい、と申し出れば大抵は許可されるが、稀に断られたり、LANケーブルが固定されていて手元まで届かないこともある。 アメリカのモーテルなどでは部屋にLANケーブルが設置されていることもある。 |
有線LAN | 固定IP |
ネット屋でLANケーブルを繋げるところまでは自動IPと同じだが、特定のIPアドレスを設定しないと接続がされないタイプ。LANケーブルを繋いで接続できなかったらこのタイプであることが多い。このタイプに遭遇することはかなり稀。
設置されているPCのIPアドレスをチェックし、自前のノートPCに同じアドレスを割り振ると接続される。OSによって多少手順が違うが、コントロールパネル¥ネットワークとインターネット¥ローカルエリア接続のプロパティ 内にある「インターネットプロトコル」のプロパティを開くと、指定されているIPアドレスとDNSサーバーアドレスが確認できる。大抵はTCP/IPv4で192.168うんたらかんたらなプロトコルをアレしてコレするわけです。ネットワーク設定をいじくった経験のある人なら手探りでも何とかなるが、メカ音痴の人には難しい。ちなみにネット屋の人もよくわかっていない場合がほとんど。 |
番号 | 項目 | 説明 |
観光客向けの宿 | 観光客向けなだけあってWi-Fiが利用できることが多い。日本ではホテルというと高いイメージだが、海外では1000〜2000円くらいの安宿(ホステル)はよくある。ドミトリー(相部屋)があるようなホステルなら高確率でWi-Fiがある。南米ではHostelWorld.comでWi-Fiのある安宿がヒットしやすく、多用していた。アメリカではキャンプサイトでもほとんどの場合Wi-Fiがある。
モデムの場所によっては、レセプション近辺の部屋でしか利用できないことがある。Aの部屋では使えるがBの部屋では使えない、ということもある。 |
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ファストフード店 | マクドナルドをはじめとするファストフード店。多くの国のマクドナルドではフリーのWi-Fiが飛んでいて、店内に電源プラグもあるのが普通だが、国によってはWi-Fiがないことも。中米ではピザハットなどアメリカ資本の店でも利用できることが多い。 | |
オサレカフェ、 レストラン |
スターバックスコーヒーをはじめとするカフェなど。国にもよるがWi-Fiが飛んでいることが多い。レストランも同様。ただしメニューの値段はやや高め。 | |
ガソリンスタンド | 国道沿いのガソリンスタンドや併設のストア、レストラン、食事スペースなどで使えることがある。アルゼンチン、モロッコで多かった。 | |
バスターミナル、 鉄道駅 |
レストランやカフェがあるような広いターミナルで利用できることがある。 | |
ショッピング モール |
途上国でも都市部のショッピングモール内のカフェやレストランならWi-Fiが飛んでいることがある。停電対策もされていたりする。ここだけせんしんこく! | |
公園 | 中南米では町の中心に公園があるのが普通なのだが、その公園に公衆のWi-Fiが飛んでいることがある。田舎の町でも稀にある。 | |
図書館 | アメリカ国内で利用。多くの図書館で利用できる。追加ログオンタイプのものもあったが、図書館の職員に使いたい旨を申し出るとユーザーIDとパスワードを発行してもらえた。他の先進国でもあるかも。 | |
空港 | 空港で使えることは多いが、追加ログオンやクレジットでの支払いが必要な場合もある。 | |
レセプションに PCが置いてある 店、宿など |
Wi-Fiが使える予感!モデムの裏側にPINナンバー=パスワードが書かれていることがある。 |