予防接種について


自分は最終的にかなりの回数の予防接種を打った。
アフリカ行きのときに基本的なものをカバーして、その後たびたび追加接種(第三回接種や日本脳炎など)を打っていた。

予防接種は健康保険が適用されず高額(1回3500〜7000円程)なので全てを受ける必要はないが、
厚生省に用意されているワクチンを全て接種するには半年以上時間がかかる。
本気で旅行を考えるときは計画性が必要。
特にインドをはじめ東南アジアはA型肝炎が日常的に発生している(らしい)。
保険がおりるとしても、相当ツライし旅行が台無しになるリスクを考えると最低限の接種した方がいいと思う。
そもそも狂犬病や破傷風は発病したら死に至る確率が非常に高い。

また、稀ではあるが感染症が流行したニュースが報道されるとワクチンが不足することがある。
2006年末ごろにフィリピンから帰国した日本人が狂犬病で死亡した例があり、
その後2007年の中〜後期まで狂犬病ワクチンが不足していてこのときは接種を受けられなかった。



接種終了までにかかる期間


仮に世界中をまわるのに全ての接種をほぼ完璧に行うとして、最速パターンはだいたい下記のような形で6ヶ月となる。
(病院や医師の判断によって前後するかもしれないが)
費用は65,000〜80,000円ほどかかると思う。これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれ。
150日目以降の第3回接種は受けなくてもある程度の耐性はついているので、それを除くと2ヶ月か。
渡航先によっては不要なものも出てくるので医師と相談するのがよいかと。

   ■全接種の最速パターン
   
   1日目:A型肝炎(1回目)、B型肝炎(1回目)、破傷風(2回目) ※破傷風1回目は幼少時に受けている
   ↓
   15日目:A型肝炎(2回目)、狂犬病(1回目)
   ↓
   30日目:B型肝炎(2回目)、狂犬病(2回目)、
   ↓
   45日目:狂犬病(2回目)、ポリオ(2回目)、日本脳炎(3回目) ※ポリオ1回目と日本脳炎の2回目までは幼少時に受けている
   ↓
   60日目:黄熱病
   ↓
   160日目:A型肝炎(3回目)、B型肝炎(3回目)、破傷風(3回目)
   ↓
   180日目:狂犬病(3回目)



私見だがこんなに接種している人は少ないように思う。
最低限打つなら発生頻度と危険性からしてA型肝炎、破傷風、狂犬病、黄熱病だろう。

また僕の場合、接種した日は頭がぼーっとするような倦怠感があった。
個人差もあると思うが体を動かすような仕事は避けた方がいいように思う。
(自転車で病院に行くとかはヤメといた方が…)



予防接種を受ける検疫所、病院と各感染症の解説


黄熱病だけは厚生省指定の検疫所でのみ接種できる。
他のワクチンについては、川崎市在住のときに横浜市立市民病院で接種した。
何度も接種しているとどこまでやったかわからなくなるので、
医師に頼んで接種記録をカードなどに残すといい。(同じ病院なら)過去の履歴も洗い出してくれる。

こちらが厚生労働省検疫所の公式サイトへのリンク。
【参考】厚生省指定の検疫所一覧
【参考】予防接種機関(病院)の検索

各感染症については公式のこちらのページに載っている。
また、病院の感染症科や検疫所では感染症に関する冊子が置いてあると思うのでそちらも参考にされたし。
【参考】国別感染症情報検索





inserted by FC2 system