医療保険の請求方法



         ノ  ̄ `ー-、
      /⌒       \
     /           `ヽ       どうぞどうぞ
.     |   l~~\        ヽ      引き止めはしません
     |  ハノ   ヽハハ、      |      どうぞご出発ください
.    | ノ   ー――   \   .|
    | / ____―― __ヽ、 |      ご旅行中 皆様が不測の事態に陥ったときの借金を
    r-l、 ___`  '´___ |Yヽ      10年20年かけて返すというのも
.   に| | `―゚‐'|   |`ー゚―' |.|っ|
    |O|.| ――'|   |`――' ||б!     これもまた一つの選択
    ヽ_||  _.ノL__」ヽ_  |l_ソ
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旅行中の怪我や病気に対して支払われる保険。病院で正式にお世話になった場合にのみ適用される。診察費や治療費、薬代などが支払われる。個人で市販の薬や包帯などを買っても適用はできない。虫歯や持病、予防接種なども適用できないはずである。

病院までの往復交通費も請求することができる。制度的には、風邪や腹痛、ちょっとした怪我程度でも病院で診察、処方箋をもらっての治療薬購入があれば(必要書類が揃っていれば)保険は請求できる。もちろん手間を考えるとわざわざ使う必要性は薄い。特に途上国では市販の治療薬が100円以下で買えるのであまり意味はない。が、高熱など重症化した病気や交通事故による怪我であればさっさと病院に駆け込むのが賢い。危険な病気かどうかを(一応ちゃんと)診断してもらえるし、点滴を受けたり、市販より強力な薬を処方してもらえる。短期旅行の場合は判断が難しいこともあるが……。

保険の冊子には保険会社が提携している病院一覧が書いてあるが、提携外の病院でも書類が揃えば治療費請求はできる。提携病院のメリットは日本語のわかる医師がいたり、治療費の後払いが可能だったりなど。大きくて設備も良好な場合が多いので優先的に使ったほうがいいが、治療費後払い関連については、病院の窓口で現地語でうまく説明できないと窓口担当者に理解してもらえないのであまりメリットはない。窓口担当者も手続き方法がよくわかってなかったりして骨折り損になることが多そうである(僕はあった)。よほど高額な治療でなければ普通に支払ってあとで請求したほうが楽。

海外の病院は高額だとされているが、高熱や骨折程度で診察・治療費がいきなり初回で100万円を超えることはまずないと思う。僕が中南米で病院のお世話になったときは、高熱や打撲でせいぜい1〜2万円といったところ。まあ国や治療の度合いにもよるので断言はできないが、保険に入っていればよほどのことがない限りは全力でアテにして問題ないと思う。

ちなみに、帰国後(保険期間終了後)に病気が発症した場合だが、現地で罹ったと思われる病気であれば保険が適用できる場合がある。通常の発熱や腹痛などは帰国後72時間以内、潜伏期間のある特定の感染症であれば30日以内の発症および医師の診断(各種書類発行)で適用可能になるようだ。細かいことは保険冊子に書いてあるので頭の片隅で覚えておくといいだろう。


■医療保険の適用条件と必要書類
病院絡みの保険に関してはちゃんと手続きすれば請求は可能。領収書や処方箋、病院までの交通費の領収書などを忘れずにもらっておこう。

項目 適用 必要書類 補足
怪我
・診察費の領収書
・病院発行の処方箋
・薬代の領収書
・病院までの往復交通費の領収書
・その他入院費の領収書など
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病気
・診察費の領収書
・病院発行の処方箋
・薬代の領収書
・病院までの往復交通費の領収書
・その他入院費の領収書など
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■医療保険の書類の説明
現地の言語で書かれていてOKである。領収書の値段も現地の通貨でOK、請求書にも3000メキシコ・ペソというように書く。購入時からよほど円高になっていなければ相応の額が日本円で支払われる。

項目 発行/用意する人 説明
診察費の領収書 現地の病院 その名の通り診察費の領収書
病院発行の処方箋 現地の病院 その名の通り処方箋
薬代の領収書 現地の病院や薬局 処方箋とセットになる薬代の領収書
病院までの往復交通費の領収書 交通機関 主にタクシー。メモ帳などの紙切れでいいので料金、移動先・移動後の場所、タクシー会社や運転手の名前や連絡先、運転手の署名を書いてもらう





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