■現代 マサイ族 〜タンザニア・地方集落〜


今回は博物館ではなく部族の写真。とはいえ、博物館同様に資料的価値があるのでこの項目でまとめることにする。 ちなみに撮影料も博物館同様に徴収されているw 遊びでやってんじゃないんだよ!というやつである。
マサイ族はケニア南部からタンザニア北部一帯(実際には中南部や山間部にも住んでいる)の先住民で、伝統的な生活を守って暮らしている民族である。人口は推定20〜30万人程度と推測されている。非常に勇敢でプライドが高く、草原の貴族と呼ばれる。マサイ族が遊牧を行なっていた土地の多くは動物保護区や国立公園などに指定され、法的に彼らが遊牧を行なうことができなくなってしまった。政府が進めるマサイ族の定住化政策に対して、遊牧民である彼らは一貫して抵抗を続けているが、現実的にはいまだに両国政府の定住化政策は進んでいる。また、彼らの中でも農耕や観光ガイドなどの職業に付く者が少しずつ増え、遊牧生活を続けてゆくことは年々難しくなってきている。
そのほか、伝統的なマサイ族の特徴を以下に挙げる。

・牛が貨幣の代わりで、賠償・結納・相続なども牛の受け渡しによって行われる。牛を持ってない男はそれだけで恋愛対象にならない
・基本的に一夫多妻制。金持ち(牛をたくさん持ってる)はウハウハ
・成人男性は猛獣退治や牛の放牧以外の労働をしない。普通の仕事は全て女性や子供が行う。テラモンハンw
 武器以外の道具を持ち運ぶことは恥(キリッ
・主食は牛乳とウガリ(マサイ牛乳は日本の関西の一部でも流通していた気が……)
・伝統の色は赤
・男女ともに割礼がある(現在も続いてる?)
・遠くばっかり見てるので視力が3.0〜8.0、ただし都会に住んでるマサイは1.0程度


とかなんとか。ソースはウィキペディア(キリッ だが、この情報はあくまで「伝統的な」特徴なので、近年の実情は違ってきているようにも思える。本当のところはわからない。とりあえず男はビリヤードばっかしてるので意外とビリヤードが強い。近代的な道具全般はあまり使わないが、(牧畜に便利なので)携帯電話は普及している。

彼らの、特に集落で生活している女性や子供は写真撮影を極端に嫌がるというか怖がる。 カメラを取り出すだけで逃げ出されるほど。魂が抜かれるとか、そういう教えみたいのがいまだにあるのかもしれない。 とはいえ都会慣れした男性マサイはそういった恐れ方はせず、きっちりお金を要求してくる。
男性が腰に差した刀剣は動物の肉を引き裂くためのもの、持っている木の棒や杖は野生動物を追い払うためのものらしい。タンザニアでは町や村でもマサイ族を見かけることがあるが、 本来彼らはマサイ族だけの集落で生活しているらしい。文明の波に飲まれて携帯電話を持ったり、 ビリヤードで遊んでいたりするが、それでも独自の生活様式に敬意を払い、守り続けている様子。 実際に国道上を自転車で走っていると、マサイ族だけが生活している集落を目にすることがある。 写真には撮れなかったが、子供や女性マサイも男性マサイに近い装飾品を身につけている。 普通のタンザニア人から見たマサイ族は紳士的とか勇敢だとか、ほとんどが好意的に思われているようだ。 枚数は15枚。






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