メーカー ※別途記載
品名 ※別途記載


会社員時代に保健所から支給された物とドラッグストアで購入したもの。
マラリア用のメフロキンだけは病院の感染症科で処方して頂いた(頼めば処方してくれる)。

途上国でも都市部では(おそらくちゃんとした)薬を売っていて何度か使ったことがあるが、
自分の病状に対してその薬が適切かの判断が難しい。
解熱用の錠剤がやたらでかくて飲み込めない&口の中で水と反応して泡吹き状態とか、
日焼け用に皮膚用の軟膏を買って腕にさっと塗ったら、練りわさびを塗りつけたような激痛が走ってのたうちまわったことがある。
まともな物もあるのだろうが見極めが難しいw

やはり日本の医療品のレベルは高いのだろう。
強いて言うなら、性質上錠剤より粉剤(粒剤?)の方が即効性があるはずである。よく知らんけど。
あと体温計は重要である。

僕は今まで旅行して下痢にならなかったことが一度もないので正露丸は必須だ。
あとは発熱は根性と食事で治るが鼻炎や歯痛は耐えられないものがあるのでそっち関連のモノを。
それから開始数日は体が慣れていないので日焼け止めやサロンパスも持っていこう。とかそんな具合。
薬剤は消費期限をメモするのを忘れずに。

メフロキンは20錠用意した。1週間に1錠だからだいたい5ヶ月分である。
それでも東アフリカ〜西アフリカを回るには足りないと思うが
この錠剤、なんと1錠1000円もするのであとは現地で何とかするしかないだろう。
(現地ではそこまで高くない。ただ有効性や副作用に関しては何とも言えない)

ちなみにマラリア予防薬には主にメフロキンとクロロキンがある。
もっとも予防性の高いのはメフロキンだが、それでも耐性を持つマラリアウィルスはいるので完璧ではない。
クロロキンは3日熱マラリアには予防効果があるが、強力な熱帯熱マラリアには効果がない。
他にもキニーネが有名だが、これは最も初期のマラリア治療薬で副作用が強い。
ちなみにキニーネは「ONE PIECE」の空島編でもそれをモデルにしたものが登場している。


種別
品名
体温計
電子体温計(メーカー忘れた)
胃炎/腹痛/下痢
正露丸
胃炎/腹痛/下痢
ビオフェルミン
総合風邪薬
パブロンS錠
頭痛/歯痛/解熱
セダールA
頭痛/歯痛/解熱
フジサワS
頭痛/解熱
ナロンエース
鼻炎
フォルチュア鼻炎カプセル-PE
鼻炎
パブロン点鼻
鎮痛消炎
ら・サロンパス
鎮痛消炎
トクホン
鎮痛消炎
フェイタスクリーム
消毒/化膿防止
イソジン軟膏
包帯
伸縮包帯
日焼け止め
サンキラーホワイトニングウォーター
目薬
新VロートEX
メフロキン
(マラリア予防薬)
メファキン「ヒサミツ」錠275





■第二次追記
日本から持っていった風邪薬、解熱剤、胃腸薬は半年ほどで使い切ったので現地(中南米)でいろいろ購入。
あと体温計もエクアドルのリオバンバで高熱を出した際、ベッドの中に置き忘れたのか気づいたらロストしていた。

とりあえず効きのよかったものをメモ。タブシンはかなり良い感じ。



種別
品名
購入先
体温計
電子体温計(メーカー忘れた) ペルー・クスコ
胃炎/腹痛/下痢
正露丸(変わらず) 日本
総合風邪薬
Tabcinタブシン 昼用/夜用 中南米各国
鼻炎
液状の飲むタイプ エクアドル/ペルー
鼻炎
パブロン点鼻(変わらず) 日本
鎮痛消炎
Voltaren(サロンパスとほぼ同じ) ペルー
鎮痛消炎
フェイタスクリーム(変わらず) 日本
鎮痛消炎
メーカー忘れた/コスタリカの暴漢事件の際に病院から処方 コスタリカ・サンホセ
消毒/化膿防止
なんか別の 日本
包帯
包帯 中南米各国
日焼け止め
ニベア等の日焼け止め 50PF以上 中南米各国
目薬
薬局で買った普通の ペルー
メフロキン
(マラリア予防薬)
メファキン「ヒサミツ」錠275(未だ使用せず) 日本





■第三次追記
一時帰国時に改めて買い直し。次は東南アフリカなので準備する。
過去の経験から、総合風邪薬は海外の方が強力かつ非常に安く購入できる。
製造元も近代国またはケニア、南アフリカなどである場合が多いので
まあ副作用関連の危険も少ないだろう。

一方で鼻炎や咳止め、胃腸薬など特化したものはあるんだかないんだかよくわからない。
日本から持ち込む場合はこれらの薬を重点的に用意したほうがいい。
目薬は海外でも入手できるが、日本だと爽快感がどのくらいとかある程度わかるので使いやすいものを買える。

整腸剤は下痢止めよりも幅広く使える薬である。
これは文字通り胃腸の負荷を軽減・整える効果があり、
体に合わないものを食べた時、体調が優れないときに使っていける。とのこと。
東南アフリカ突入直後はかなり多用したが、そのおかげか下痢にはならなかった。
僕はお腹の弱い方なので効果があったのだろう。

バンドエイドはちょっとした傷や虫刺されにもよく使う。
これは露出を避ける意味もあるが、海外で変な雑菌をもらわないための措置である。
特に足はサンダルで歩いていると路上の不衛生な埃を拾いやすいので注意が必要である。
アフリカに行った旅行者で足の親指が膿んで腫れ上がってる人がいたな……。

マラリア予防薬はモーリタニア・セネガルでも服用していた。
特にマラリアのはびこる東南アフリカでは現地のドラッグストアでも安く購入できる。
クロロキンは耐性のある蚊が多い。メファキンが副作用の少なさからも一番有効だったはずである。
マラリア予防薬は日本で買うと高いのでケチっている人も多いが
マラリアに罹った場合に病気の進行を遅らせる効果も(確か)あるので必須だ。
東南アフリカのドラッグストアでもケニアやスイス産のメファキンが1錠200円相当くらいで売っていた。
週に1錠飲めばいいので高くはない。

アフリカに限らず、重大な感染症が存在する地域は世界に多く存在する。
予防接種も予防薬もない病気もある。しかし罹ったら即死ぬ、という病気はほとんどないといえる。
致死率99パーセントといわれる狂犬病も予防接種を受けずに症状が重態化した場合の話だ。
適切な予防接種を受けている上で早期の治療に当たれば回復は可能である。

個人的には、予防接種や虫刺され対策以外でできることは心身を健康状態を保つことだと思っている。
病気というのは疲労や栄養の偏りで体が弱ったときに罹りやすいし、進行も早い。
しかしそれ以上に、健康な状態を保っていればいきなり高熱が出たり、異常なほどの腹痛に見舞われたりしたらすぐに異変に気づく。

ハードなスケジュールでの旅行では疲労や睡眠不足とまじってしまって異変に気づくのが遅れる可能性がある。
(しかし病気が発症するのはそういうときなんだな……)
こと病気の蔓延している地域では、日程的にも生活レベル的にも余裕をもつことが大事、というのはそういうリスクを回避するためでもある。
疲れた体で一番安い宿に駆け込み、観光地巡りや風光明媚な町を散歩せずとも、
世の社会人の皆さんが羨むであろう至福と安息の海外スローライフを少しのお金で体験できると思えば高くはない。
(そんなわけで今日も優雅に海外インターネッツライフを楽しんで時間を浪費するわけだが。世界一周なんて知ったこっちゃねえぜぐへへ)

また、僕はお腹が弱くて海外旅行のたびに腹痛に悩まされてきたが、過去の経験上、
あやしい食べ物でも「一度に多く」食べなければ胃腸系への負担も抑えることができる。
ご当地のちょっと奇抜な料理を少し食べるくらいなら胃腸ももつが、多く食べればそれだけ負担も大きくなるというわけだ。
身近な例を挙げれば、辛いものを少し食べるのとたくさん食べるのとでは翌日のウンコの出方も違ってくるのは経験のある方なら想像がつくだろう。
僕は好き嫌いはないが辛いものは苦手だ。ケツが痛い。

実際に自転車走行によって疲労全開の状態だと、普通の夕食でも翌日に発熱と下痢が併発するのが僕の体力限界である。
かといって何も食べないと体力は回復しないので、そういうときはスープ、サラダ、コーラやビタミン剤などで
水分とビタミン、砂糖、塩分と少量のカロリー(肉)だけとって固形物、炭水化物はあまりとらない。
最低限の体力が回復してから腹に物を入れていく。
栄養学の心得があるわけではないので勝手な思い込みだがそうしている。



ちょっと話が長くなってしまったが下の表は東南アフリカ行きの際の医療品リストである。
注射針はもし僻地で病院に直行した場合、使いふるしの注射針を使われないための備えである。









種別
品名
購入先
体温計
電子体温計 ペルー・クスコ
胃炎/腹痛/下痢
正露丸 日本
胃炎/腹痛/下痢
ビオフェルミン止瀉薬 日本
整腸剤
新ビオフェルミンS錠 日本
総合風邪薬
Fever ex 東南アフリカ
鎮痛剤
アスピリン 各国
鼻炎
ストナ鼻炎カプセル 日本
鼻炎
パブロン点鼻 日本
喉の痛み
ペラックT錠 日本
鎮痛消炎
サロンパスEX 日本
鎮痛消炎
フェイタスクリーム 日本
鎮痛消炎
鎮痛消炎の軟膏 コスタリカ・サンホセ
消毒/化膿防止
軟膏 スペイン
絆創膏
バンドエイド 各国
包帯
包帯 各国
日焼け止め
ニベア等の日焼け止め 50PF以上 各国
目薬
ノアールUV 日本
メフロキン
(マラリア予防薬)
メファキン「ヒサミツ」錠275 日本
マラリアチェックキット
簡易マラリアチェックキット タンザニア
注射針
普通の注射針×2 タンザニア



下の写真は自転車のフレームバッグに入れていつでも取り出せるようにしている簡易医療キットの中身。
ちょっとわかりづらいが左からバンドエイド、リップクリーム、ピンセット、
爪切り、目薬、鎮痛消炎軟膏、外傷用軟膏、十徳ナイフ、日焼け止め、
といった具合である。





マラリアチェックキットはマラリアの流行国であればドラッグストアで安く手に入る。
これは2セット入りで500円ほど。注射針で血を少量抜いてそれを使って判定するらしい。
(注射針は同梱されている白い袋に新品が入っている)













ちょっと話はそれるが下の写真は予防接種の接種記録シート、
医者に見せるためのマラリア予防薬の服用メモ(日本語/英語)、
黄熱病ワクチンを接種した証明であるイエローカードである。
アフリカ(アジアにもあったかも)では国境通過時にイエローカードの提示を求められることがある。
僕はパスポートなどと同じ場所に入れている。
予防接種の詳細についてはINFORMATIONの項目に昔まとめてたような気がするのでそちらを参照のこと。













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