メーカー NANGA
品名 オーロラ750DX
購入価格 \28,980(特価)
重量 1400g
ダウン量 700g
フィルパワー 725FP
公称の快適使用温度 -16℃〜
ナンガ オーロラ750DX/レギュラー/RD

知る人ぞ知る日本のシュラフ専門メーカー・ナンガの防水タイプのシュラフ(寝袋)。
表面素材は多孔質ポリウレタン防水コーティング素材のオーロラテックス。

シュラフの選択は大いに悩んだ。
寒冷地でキャンプなり野宿なりしたことがある方はわかると思うけど、寒いと本当に眠れない。
持っている服を全部着込んでも寒い場合、自分の新陳代謝でしか体温を維持できなくなる。
僕は寒いのが大の苦手でして、アフリカでも北海道でも酷い目に遭ったので他の装備品以上に調べまわった。

当初、モンベルのU.L.スパイラルダウンハガー#1が2割引きのB級品として売られていて衝動買いしてしまったけど、
耐久性や氷点下での使用に不安があり、こちらに買い替えた。
決して2ちゃんねるのシュラフスレで「ナンガ>イスカ>>>超えられない壁>>>モンベル」という書き込みを見たからではない。
(スパイラルはヤフオクで放出)
一応モンベルの名誉の為に書くと、スパイラル#1は5度くらいの気温でもスウェット上下で全く寒くない。
それでいて重量930gであのコンパクト性、伸縮性は自転車ツーリングにピッタリである。


それはともかく、シュラフにはメーカーが公称している快適使用温度とか最低使用温度があるのだけど、
これは「公称値より−10℃くらいで見るのが常識」だそうな。まじすか。
まあ確かにイスカのエア180ショートは公称8℃まで快適とあったのに初秋の北海道で酷い目に遭ったが…。

そんなわけで公称−16℃まで快適とあるけど、たぶん−8℃くらいがいいところなんでないかと思っている。
しかしこのシュラフの最大の特徴は防水性が強力に優れている点である。
なぜシュラフに防水性が必要かと言うと、早朝に気温が下がってテント外とテント内で温度差が発生した場合、結露してしまう。
ダウン(羽毛)のシュラフは軽量で暖かいが、湿気にはめっぽう弱い。羽毛が潰れて保温性が極端に落ちる。

本来はシュラフカバーなどで補うのだけど、このモデルは素材ベースでそれを補っている。
決して2ちゃんねるのシュラフスレで「オーロラ最強」という書き込みを見たからではない。
これなら雪山でもない限り快適に眠れるはずである。
デメリットとしてはやや重量・容積がかさむこと、フィルパワー(羽毛のふくらむ力)が弱いこと。

また、ナンガのシュラフは取り扱っている店が少なくて苦労した。
東京では神田のグリーンライフスポーツで取り扱っている。
決して2ちゃんねるのシュラフスレで(ry


■第二次追記
旅行にはデカイがさすがの防寒性能。5度くらいでも薄着でOK。
ただしこれに限らず足元は冷えやすいし、
身体が冷えているとシュラフ内が暖まるまで時間がかかる。日本なら風呂屋→テント直行で何とかなるのだが。
シュラフを買うならやはり暖かめに。

防水コーティングはさすがというべきか、結露で湿ることも今のところない。
メンテナンスは数カ月に1回干してるだけ。まあ中米以降はそんなに使ってないし(それでも必要になるときがあるのだが)。

荷物の多かった当初はリアキャリア荷台に載せていたが、現在はテント類とともにリアサイドバッグに入れている。
コンプレッションサックと併用するとテント、テントフレーム、テントマット、シュラフ、シュラフシーツが
オルトリーブのバックローラークラシック1個に全て入る。詳細はバックローラークラシックの項目の写真を参照。



■第三次追記
もっとも気温が低かったのはボリビアのウユニ塩湖の明朝で推定マイナス5〜10度くらいだったが、
持っているウェアを大量に着こんで寝袋に入ると寒さはほとんど感じなかった(暖かかった)。
登山を含まない長期の海外旅行目的ではこのクラスの寝袋を用意すれば耐えられると思われる。

0度くらいまでなら保温性をもう1〜2ランク落としてもよさそうである。
ウェアを着こむことで対策もできるが、寝袋自体が暖かいほうが快適性が高い。
僕は寝るときはなるべく薄着で快適に寝たいので寝袋の保温性ランクを上げたが、このへんは好みだろう。
とはいえ、お店で買うときは寒さの程度がわからないし難しいところなんだが……。
ダウン系のシュラフは構造的にはダウンジャケットとほぼ同じなので、
冬の寒空の下でこのくらいの厚みのダウンジャケットだけで寝れるかどうか、とかそんなイメージを働かせて買……えるだろうか。
寝袋は冬場に購入するのが望ましい。





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